院長が5月にワシントンで発表した「ピロリ菌除菌後胃がん」に関する論文が、『Cancers』誌に掲載されました。
新たな知見を皆さまの診療に活かして参ります。
【掲載誌】
Cancers 2024,16(24), 4153
【掲載タイトル】
(ヘリコバクター・ピロリ除菌療法後長期間経過後に発見された胃がんの内視鏡的および組織学的特徴)
【概要】
ピロリ菌除菌後に発見される胃がんには、比較的早期に発見されるものと時間が経過されてから発見されるものがあります。
長期間を経て発見されるがんが、除菌後胃がんの性質を備えていると考え、内視鏡的・病理学的に検討しました。
予想と反し、がんの性質は同様でしたが背景粘膜が特徴的で、除菌後にも粘膜の炎症が続き萎縮が改善しない症例にがんが出来やすいことを明らかにしました。